米の相対取引価格の推移

2022年9月から今までの取引価格を、そのまま線にしました。いつから、どれくらいの速さで上がったのかがひと目でわかります。玄米の量を入れれば、その量に相当する取引価格が、時点によってどれだけ違うかを並べて見られます。

先に大事なことをひとつ。このページの数字は相対取引価格といって、お米の産地と卸売業者のあいだで取引される値段です。スーパーの棚に並ぶ値段ではありません。店頭の値段には、精米・包装・輸送・販売などの費用が関わります。そのためこの数字と店頭価格を単純にくらべることはできません。「この値段で買える」という意味ではないことだけ、先に押さえてください。

出典:農林水産省 米の相対取引価格・数量
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/aitaikakaku.html
当サイトでのデータ取得日:2026年9月6日
全銘柄平均価格(玄米60kgあたり・円)。銘柄ごとの価格を取引数量で重みづけした加重平均。産地と卸売業者の相対取引価格であり、店頭の小売価格ではない。店頭価格には精米・包装・輸送・販売などの費用が関わるため単純比較できない。
この記事のデータは2022年9月から2026年7月までの47カ月ぶんです。

玄米60kgあたりの取引価格

青い点が期間中の最安、赤い点が最高です。グラフは過去に起きたことの記録であり、この先の値を示すものではありません。

全銘柄平均・玄米60kgあたり(2026年7月時点)

32,486円

データの最初の月である2022年9月は13,961円でしたから、約2.33倍になっています。いちばん安かったのは2023年8月の13,777円、いちばん高かったのは2025年10月の37,058円です。1年前の2025年7月は26,918円でした。

入力した量だと、取引価格でどれだけ違うか

比べたい量を玄米のキログラムで入れてください。玄米60kgあたりの取引価格を、その量に置き換えて並べ直すだけの試算です。お店で払う金額を出すものではありません。

グラフの見どころ

この線は、前半と後半でまったく別の顔をしています。2022年9月から2年ほどは1万3千円台から1万6千円台のあいだを行ったり来たりしていて、ほとんど平らです。ところが途中から角度が変わり、短い期間で一気に持ち上がります。2万円を初めて超えたのが2024年9月、3万円を初めて超えたのが2025年9月です。1万円上がるのに、1年しかかかっていません。

山の頂上は2025年10月の37,058円です。いちばん安かった2023年8月の13,777円と比べると、23,281円の開きがあります。そして頂上のあとは、線が横ばいから下向きに変わっています。上がりっぱなしではなく、いったん反転していることが読み取れます。

「直近1年」に切り替えると、全期間では一本の急な坂に見えた部分が、実は細かく上下しながら動いていることがわかります。見る期間を変えると印象が変わるので、両方を見比べてみてください。

計算のしかたと、「相対取引価格」の意味
1kgあたり:
玄米60kgあたりの価格 ÷ 60

入力した量ぶん:
1kgあたりの価格 × 入力した玄米の量

「相対取引価格」とは:
「そうたい」ではなく「あいたい」と読みます。産地の団体と卸売業者が、たがいに話し合って決める取引の値段のことです。入札で決まる値段ではありません。農林水産省が毎月とりまとめて公表しています。

「全銘柄平均」とは:
コシヒカリやあきたこまちなど、銘柄ごとの値段をまとめた平均です。ただし単純に足して割った平均ではありません。取引された数量を考えに入れて重みをつけた平均(加重平均)で、取引量の多い銘柄ほど強く効きます。銘柄によって実際の値段は上下します。

「玄米」とは:
もみ殻だけを取った、精米する前のお米です。農林水産省は、玄米に対する精白歩留りが90〜92パーセントのものを精白米と説明しています。つまり精米すると重さが1割ほど減るため、白米1kgを作るには玄米が1kgより多く必要になります。
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/okome_summary/03/health01.html
このページの計算は玄米の量のままで、白米に直す計算はしていません。

やっていないこと:
これから先の値段を予想していません。また、値上がりの理由についても、このページでは断定していません。出しているのは、すでに公表された過去の取引価格だけです。

⚠️ このページの金額は産地と卸売業者のあいだの取引価格で、お店で買うときの値段ではありません。最新の値は2026年7月時点のもので、その後の動きは含みません。銘柄・産地・買う場所によって実際の値段は大きく変わります。計算結果は値動きの大きさをつかむための目安です。